認知症 ひどくても入れる施設

介護福祉士 資格証

 

こんにちは、介護福祉士みきこです。

 

自分の親を施設にお願いしたいけど、認知症がひどくてとてもお願いできそうにないと考えてはいませんか?

認知症がひどいと迷惑をかけてしまいどうしても自分以外の人に世話をお願いすることに抵抗をかんじてしまうかもしれません。

 

しかし結論から言うと、認知症ひどくても入れる施設はあるのです。

 

もしかしたら今認知症の事で悩んでいるのであれば、介護施設で働いている私目線で認知症でも施設には入れる理由や注意点などを解説していきますので、是非チェックしてみてください。



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認知症がひどくても入れる施設

 

ひどくても入れる施設 認知症

 

みきこ

先ほども言いましたが認知症でも入れる施設があります
各施設について解説していきますのでチェックしてみてください

 

 

認知症でも入れる施設は

・グループホーム

・特別養護老人ホーム

・介護付き有料老人ホーム

・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

 

 

グループホームは、まさしく認知症向けのサービス

 

知的障害者や精神障害者、認知症高齢者などが専門スタッフの支援のもと集団で暮らす家のこと。

厚生労働省 e-ヘルスネットより

 

厚生労働省でも上記のように解説しているように、認知症の方のためのサービスとなっています。

グループホームでは大体5~9人ほどの少人数の施設で、「自分の親だけが認知症だから・・」と考えることをしないでお願いできる環境となっています。

 

それでも認知症がひどい場合はグループホームでも注意が必要になってきます。

それは、1つのグループホームにつき上限が2ユニットまでとなっている事です。

 

簡単に言うと5~9人を1ユニットと考えた場合、最大でも18人が定員となってしまう事なのです。

あくまでも最大18人なので、施設によっては10人になっているところもあります。

 

また、グループホームは「地域密着型サービス」となっており、その施設がある市町村の方が対象になる事も注意しなければいけない事なので覚えておきましょう。

 

年々介護施設は増えてきてますが、まだまだ足りていないのが現状です。

 

 

特別養護老人ホームなら認知症がひどくても安心

 

特別養護老人ホームの入居条件には原則として「要介護3以上の65歳以上の高齢者」というのがあります。

 

この条件だけを見ると「特別養護老人ホームは無理・・」と考えてしまうかもしれませんが、実は要介護1でも次の条件を満たせば入居できる場合があります。

認知症で、日常生活に支障を来すような症状等が頻繁に見られること

・知的障害・精神障害等を伴い、日常生活に支障を来すような症状等が頻繁に見られること

・深刻な虐待が疑われること等により、心身の安全・安心の確保が困難な状態であること

・単身世帯等家族等の支援が期待できず、地域での介護サービス等の供給が不十分であること

 

「認知症で、日常生活に支障を来すような症状等が頻繁に見られること」という条件があれば入居できので知っておきましょう。

 

ただしグループホームと一緒で、まだまだ足りていないのが現状と言えます。

 

 

介護付き有料老人ホームは心強い!?

 

介護付き有料老人ホームの特徴としては、24時間スタッフが常駐していること。

一人での生活に不安がある方にとってオススメの介護施設と言えます。

また、施設によっては介護士のほかに看護師なども配属されており、認知症が酷い方でも安心してお任せ出来る施設と言えます。

 

気を付けなければいけないことは、認知症の受け入れに関しては施設によっては条件が異なる事。

認知症の度合いにもよりますが、あまりにもひどい認知症の場合受け入れを拒否されたり、入居後に退去しなくてはいけないケースもあります。

 

もし介護付き有料老人ホームに入居したいのであれば、事前に確認しておきましょう。

 

 

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は認知症が酷い場合は難しい!?

 

最近では、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)でも認知症の方も入居しています。

 

しかし現実問題として介護サービスや認知症に対応していない部分もあるため、私的には難しいのではないかと考えております。

 

また認知症の方とそうではない方が同じ環境で生活していく事を考えると、やはり難しいのではないかと思います。

 

施設によっては認知症の方でも入居できるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)もあるようですが、その前に他の施設に確認してみてどうしても他での施設に入居できない場合の対策として考えた方が良いかもしれません

 

 

 

親の認知症が酷くなると介護は大変

 

親 介護 認知症

 

みきこ

子供が親をいつまでも介護するこは、自分だけではなく親にとっても大きなストレスとなっていくことがあります

 

体が不自由になり他の人のサポート必要がある親が寝たきりでも、それを子供が24時間介護することにはいつか限界を迎えることもあります。

 

近年では共働きも当たり前になっていき、仕事と親の世話の両立は年々難しくなってきているのが日本の現状ともいえるでしょう。

医療のサポートのみならず、着替えやおむつ替え、トイレへの運搬や食事の準備など、子供は生活の全般をサポートせざるをえす、気が休まる暇もなくなってしまいます。

高齢者を運搬したり、ベッドでの向きを変えてあげる事だけでも重労働であり、心身ともに疲弊するのは言うまでもありません。

 

それが特にひどい認知症であれば、介護はハードを極め健康な子供であってもメンタルを病んでしまうようになっていくんです。

認知症がひどくなってしまった場合には、人格が変容してしまい暴言や暴力も見られるようになります。

それが一生懸命介護している子供にとって、一番こたえることであり、悲しい現実を突きつけられる音になるんです。

 

ひどくなった認知症は夜の徘徊なども頻繁に起こってきます。

外を徘徊しかえれなくなり警察に保護されると、そこまで迎えに行ったり、とくには交通事故にあってしまい認知症の母親がけがで完全に寝たきりになってしまうこともあるんです。

これが何年何十年と介護が続くと、子供も心身を病んでいってしまうことがあるのです。

 

もし親の認知症がひどくなってきた・・と感じたら施設を利用することを前向きに考えていきましょう。

 

 

 

認知症になったら早めに介護施設を検討しなければいけない理由!

 

認知症 介護施設

 

みきこ

認知症がひどくなっていくと本人の本当の考えを聞き出すことが難しくなってくるケースも考えられます

 

あなたがもし親の事を大切に考えているのであれば、早い段階から本人の考えや希望を確認しておき、それにあった介護施設を考えておくことが私は大切だと考えています。

 

「認知症だからお世話になるのだからどこでもいい・・」そんな考えは辞めてくださいね。

 

あなたを小さいころから大切に育ててくれた自分の親です。

だからと言って「アナタ一人で一生懸命お世話をしてあげなさい」とは言いません。

 

介護施設は当たり前ですが「介護に特化した生活の場」です。

 

あなたがストレスを抱えて頑張る事は、親だって望んではいません。

認知症がひどくなる前に、早めの段階から新しい環境に慣れさせることも親には大切な事です。

 

「親が認知症・・」と感じ始めたのであれば、大切な存在と感じ取って心を割って話し合いましょう。

 

 

 

まとめ

 

認知症になってからの介護は本当に大変な事です。

それがひどくなれば尚更過酷な環境になっていきます。

親子の関係上、親に話したところで聞く耳すらもたない親もいます。

それでも大切な親の事を考えて前向きに話し合ってみましょう。

 

親子での話し合いが上手くいかないのであれば、第三者を入れるなり専門の方に相談することで前向きに考える親もいます。

 

介護施設を見学するだけでも違い、納得する親もいます。

もし相談できる方が周りにいないのであれば「シニアのあんしん相談室」を利用して一度施設見学をしてみてはいかがでしょうか?

 

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