採用面接で服装について悩んだことはありませんか?
近ごろは、介護職の面接でも私服で面接を実施するところが増えてきました。
アメリカの心理学者アルバート氏がおこなった研究によると、初対面の人の第一印象は出会って3〜5秒で決まるとされています。
一回勝負の採用面接、外見でマイナス評価を受けないよう面接にふさわしい服装で本番に臨みたいですよね。
そこで今記事では、介護職が面接に必要な服装について紹介します。
介護職が面接に必要な服装はスーツでなくても良い
介護職の面接に臨むときの服装は、スーツがない場合でも問題ないケースがあります
近年では、面接を受ける介護施設から面接の際「私服」や「動きやすい服装」を指定してくるところも増えてきています。
そのようなときはスーツがなくても私服で面接で受けることができます。
とはいえ、服装についての指定が無いという場合は、スーツで面接を受けるのが無難です。
面接時の服装で迷った際は、事前に面接する施設に確認してみることをおすすめします。
スーツ以外ならこんな服装がオススメ
スーツ以外の服装で面接に来るようにいわれた場合、「自由に何を着ても良い」というわけではありません
面接に合った服装や色合い・バランスなどに気をつけ準備する必要があります。
男性・女性それぞれの場合で紹介します。
男性の場合
・上着 :襟つきのシャツ(ノーネクタイ)+ブレザーもしくはジャケット
・パンツ(ズボン系):スラックスまたはチノパンツ
・靴 :革靴(なければスニーカー)」
男性の場合、上記が私服で面接を受ける際の定番といえます。
シャツは白色が安定で、ブレザーやジャケットはネイビー、ベージュ、グレーなどの落ち着いたベーシックカラーでまとめることを意識し、色合いがチグハグいならないよう気をつけましょう。
パンツ(ズボン)の色は上着とのバランスを考え、上着が濃色の場合は淡色、もしくは反対にしたりと、全身を見たときに違和感がないようにすることが大切です。
靴は革靴がおすすめですが、すぐに用意出来ない場合は黒や茶色といったスニーカーでも良いでしょう。
赤・青などの原色系のものはできるだけ避けるようにしてください。
また男性の場合、服装とは少し違いますがは髭の剃り残し、寝癖といった基本的な身だしなみにも十分注意しましょう。
女性の場合
上着 :シャツ+ジャケット系(ノーカラー含む)
パンツ(ズボン系):タイトスカート(裾が大きく広がらないもの)+ストッキング、もしくはスラックスパンツ
靴 :ミドルヒールのパンプス
女性の場合、上記が私服面接での定番といえます。
上着は、襟つき・なしに関わらずジャケットで問題ありません。
スーツのジャケットがある場合は私服面接で活用してもOKです。
パンツ系は、スカートで行く場合、裾が大きく広がらない膝丈の長さほどのものが理想です。
その際ストッキングも履くようにしましょう。
ズボン系の場合は、7〜10部丈の長さのスラックスパンツがおすすめです。
色合いは、落ち着いた印象を与えるネイビー・ベージュ・グレーなどがベターです。
こちらも男性同様、トータルの色合いがアンバランスにならないよう注意しましょう。
また、女性の場合目立ちすぎる化粧やアクセサリーなど必要以上に見た目に凝りすぎないように気をつけてください。
面接官にきちんとした印象を与えることができれば、大きく採用に近づくことができます。
スーツを着るなら何色?
つづいて、介護職面接をスーツで採用面接を受ける場合の色合いや注意点などを男女別で紹介します
男性の場合
面接時に良い印象を与えるといわれているスーツの色は黒、濃紺、ダークグレー、チャコールグレーなどの濃色といわれるものです。
必ずこの色でなければならない、という決まりはありませんが、スーツで面接に望む際は、上記の色のものがおすすめです。
反対に、ライトグレーといった明るめの淡色系のものは面接には不向きといわれています。
柄に関しては、ストライプなどのシンプルなものなら問題ありませんが、凝りすぎた柄のものは控えるようにしましょう。
ジャケットのボタンは、1番下のボタンのみ開け、それより上のボタンは留めてください。
面接において、何より大切なのが清潔感です。
清潔感を与える印象を与えることを意識してスーツを選び本番を迎えましょう。
女性の場合
女性の場合でも、スーツの色は、「黒、グレー、ネイビー」などの濃色のものが無難です。
ライトグレーやベージュなどの淡色のスーツは、濃色よりもカジュアルな印象になってしまうので避けるようにしましょう。
ジャケットのボタンは一般的に2〜3個のものが良いとされています。
1つボタンはウエストが絞られたシルエットのものが多く、面接やビジネスの場では不向きです。
立っている時、着席時ともに、ボタンはすべて留めて着用するようにしましょう。
注意!黒スーツは「喪服」のイメージを連想させるので避けよう
高齢者施設の面接を受ける場合、黒色のスーツは「喪服」を連想させてしまう可能性があるので、避けましょう
スーツが複数ある場合は、施設や利用者への配慮し、できるだけ黒に近い色を選ぶのはやめましょう。
もし黒色のスーツしか持っていないという方、面接のために新しく購入する必要はありません。
ネクタイの色を明るくするなど、喪服に見られないよう工夫しましょう。
意外と忘れがちな持ち物もチェック
面接に集中して緊張してしまい、ついつい忘れてしまいがちになる持ち物についても紹介します
① バッグ
A4の書類を折り曲げないで入れられるサイズで、服装にあった色合いにしましょう。
② 履歴書・職務経歴書
どちらも折りたたまないように、クリアファイルなどに入れて持ち歩きましょう。
③ 筆記用具・手帳
不意の重要点を書き留めておけるように筆記用具と手のひらサイズの手帳がベストです。
④ スマートフォン・携帯電話
緊急連絡で必要な場合があります。もちろん面接の際は電源をオフにするこも忘れないようにしましょう。
⑤ 資格者証
介護福祉士など、証明するものを依頼されている場合は必要になります。
⑥ マスク・除菌用品
近年の必需品です。利用者や職員に配慮している印象をもってもらいましょう。
まとめ
介護職が面接に必要な服装について、近年増えてきている私服での面接について紹介しました。
近年では、介護職面接においてもスーツではなく私服での面接が増えてきています。
私服選びを失敗してしまいマイナスな印象を与えてしまうのはもったいないです。
自分の良さをよりアピールするためにも、私服・スーツの場合ともに色合いなどのバランスを考えて決めようにしましょう。
介護職面接でもっとも重要なのは清潔感です。
スーツではなく私服であっても清潔なイメージを持ってもらうことで採用に近づくことができます。
介護の採用面接を控えている方、面接にあったスーツ以外の服をお持ちか一度確認してみることをおすすめします。