サービス介助士 実技

介護福祉士 資格証

 

サービス介助士という資格をご存知ですか?

サービス介助士2級と呼ばれていたものが2016年4月に今のサービス介助士へと名称が変更され、介護業界でも徐々に認知されつつある資格です。

 

今記事では、サービス介助士実技教習の内容から、取得するまでの流れ、将来性について紹介します。

今記事をきっかけに、今注目されつつあるサービス介助士の知識を深めましょう。

 

サービス介助士の実技について

 

実技 サービス介助士

 

介護福祉士

サービス介助士を取得するためには、自宅学習のあと2日間の実技教習を受ける必要があります

 

実技内容は充実した内容になっており、さまざまな学びを得ることができます。

 

 

車椅子操作から疑似体験など多岐に渡る

 

サービス介助士の実技教習課程のカリキュラム例は以下のとおりです。

視覚障害者手引き

車椅子(車いす)操作

高齢者疑似体験

移乗 など

上記はあくまで一例で、これ以外にもさまざまな実習科目が用意されています。

 

実技教習の演習やディスカッションから得た学びは、いずれも実践に役立つのものになっているので、業務や日常場面で役立ちます。

 

介護職員の仕事をしていると、どうしても介護する側の視点に偏りがちです。

サービス介助士の実習を通して介護される側の立場の視点を学ぶことができ、相手の立場に立ったコミュニケーションが身につきます。

 

 

実技の前に自宅学習を受け、課題の提出が必要

 

介護福祉士

サービス介助士は実技だけはなく自宅学習が必要になり、仕事をしながらでも2ヶ月ほどで取得する方が多いです

 

申込後、送られてきたテキストで学習をすることになり、課題を提出することになります。

 

課題は再提出可能なので、不合格であっても再度チャレンジすることができます。

 

 

 

サービス介助士のオンライン講座とは?

 

サービス介助士 オンライン講座

 

介護福祉士

サービス介助士の実習教習は、感染症拡大防止対策としてオンライン講座にも対応しています

 

通常は実習講座2日間のところ、「オンライン講習(6〜7時間)+1日の対面講習」を選択することもできます。

人が集まる場所に長時間いるのは不安、という方はオンライン講座の対面講習の併用を検討してみましょう。

 

反対に、インターネット環境が十分でない方などは、従来通り2日間の実習講座を受けることも可能です。

密にならないよう配慮している会場で、実際に体感しながらサービス介助士についての知識を学べます。

対面形式で受講したい、という方は検討してみましょう。

 

参考 サービス介助士の公益財団法人日本ケアフィット共育機構

 

 

 

合格率は80%以上!年齢問わず誰でも受講することができる

 

サービス介助士 合格率

 

介護福祉士

サービス介助士の合格率は80%と難易度は易しめで、また特別な受験資格もありません

 

あまり身構えることなく、気軽に挑戦できるのもサービス介助士の特徴といえるでしょう。

 

 

難易度はやさしめ

 

合格率は80%なので「せっかく受けたけど合格できなかった」という心配はあまり必要ありません。

自宅でおこなう通信講座の課題は100点中60点以上、最後に行われる検定試験は100点中70点以上で合格できます。

 

最後におこなう検定試験は、基礎学習と実技教習の内容を理解することで、合格点に届く難易度設定になっています。

検定試験の具体的な合格率は非公開となっており不明ですが、公式サイトによると受験者の80%以上が合格しているようです。

 

 

受講対象者の条件は特になく、誰でも取得を目指せる

 

介護福祉士

サービス介助士の対象者は、社会人から学生まで幅広く、年齢制限といった条件は設けられていません

 

したがって興味のある方ならどなたでも受講でき、サービス介助士を目指すことができます。

 

国家資格ではないものの、より介護に踏み込んだ知識を学びたい方や、何も介護資格を持っていない方なども気軽に始めることができます。

 

 

 

あなたの目指すサービス介助士とは

 

サービス介助士とは

 

介護福祉士

サービス介助士とは、年齢や障害の有無に関わらずに誰もがその場にあった方法でサポートや支援ができるようになるための資格で

 

すでに大学・専門学校の講座にも取り入れられており、個人受講も含めて既に18万人以上(2020年8月現在)が資格を取得しています。

 

多様な生き方が広がる中、日本でもさまざまな取り組みがなされてきました。

高齢化問題や障害者差別解消法の企業対応といったように、介護業界はもちろん、他の業界においてもこれらの問題は他人事ではありません。

 

サービス介助士の講習は知識・対話・実践から加齢や障がいを自分ごととしてとらえて、相手の立場にたった行動ができることを目指すことができます。

 

 

サービス介助士は「ケアをフィットする」

 

サービス介助士は、その場面に合った(フィットした)支援(ケア)、つまりケアフィットを目指した資格です。

いくら支援する立場であっても、何から何まで全てを支援することはその人にとって本当の喜びを与えられるとは限りません。

 

支援は、その人にの特性や性格、タイミング、場所により常に変化し一定の正解があるものではないのです。

サービス介助士は、臨機応変に「ケアをフィットする」という発想を学ぶことができます。

 

 

 

サービス介助士の将来性は?

 

サービス介助 将来性

 

サービス介助士は、介護業界のみならず、社会全体で求められる資格で、すでに学生を中心に広がりを見せています。

 

 

活躍の場は介護業界にとどまらない

 

サービス介助士が活きる場面は介護現場だけにとどまらず、多くの企業やサービス業において広がる可能性を秘めています。

 

例を挙げると次のとおりです。

・バスや駅などの交通機関

・公共の施設

・スーパーなどの小売店

上記のほかにも、高齢者や障がいの方が利用する場所では多く、幅広く活用できる資格といえます。

 

 

学生を中心に広がりを見せている

 

サービス介助士は試験の難易度が低く、介護現場はもちろん介護分野に就職・転職を考えている方は取得しておいて損のない資格といえます。

 

特に学生など実務未経験の方にとっては介助のことを学べる絶好の機会となるだけでなく、いずれの業界に就職する場合でも不利になることはありません。

 

今後もサービス介助士は、学生を中心に広がりを見せていくと考えられます。

 

 

 

まとめ

 

サービス介助士の実技教習の内容から、取得するまでの流れ、将来性を紹介しました。

実技では実践的な内容が多く、学んだものの実際に活かす機会は少なかったというようなミスマッチは起きにくいようです。

 

多様な生き方が広がりつつある日本において、サービス介助士は高齢者や障がい者などがより社会で生活しやすくなるために注目されている資格です。

活用できる機会は多く、介護業界はもちろんサービス業や公共機関といったように、身近なところでも資格で得た知識は役に立つでしょう。

 

記事をご覧いただいた方もサービス介助士の講習を通し、ケアフィットについて学んでみてはいかがでしょうか?