介護職 転職回数 多く

介護福祉士 資格証

 

転職回数が多く悩まれている方も多いのではないでしょうか。

日本では転職をうまく活用しながら、自分のキャリアアップする方も増えてきており、介護業界でも同じことがいえます。

 

介護業界は85%の人が新卒以外で採用されているというデータもあり、転職は一般的なものになってきています。

 

今記事では、介護職転職回数が多くても必ずしも不利になるというわけでは無い理由をわかりやすく解説します。介護業界の転職で悩まれている方、参考にしていただければ幸いです。

 

介護職は転職回数が多くても不利にならない理由

 

介護職 転職回数 不利

 

介護職の転職は必ずしも不利になるということはありません。

主な理由は次のとおりです。

  • 理由① 介護業界は慢性的な人手不足
  • 理由② ポジティブな理由での転職が増えている
  • 理由③ 他施設の経験が活きる

    それぞれ詳しく解説していきます。

     

     

    理由① 介護業界は慢性的な人手不足

     

    介護福祉士

    ご存知の方も多いと思いますが介護業界は慢性的に人手が不足しています

     

    人員が足りていない状況で現場を回しているところも多く、即戦力を欲している施設も少なくありません。

    「一般職業紹介状況(令和2年11月分)について」によると、介護サービス職の※有効求人倍率は3.88倍となっています。

    ※参考 厚生労働省 一般職業紹介状況(令和2年11月分)についてより

     

    全職業の有効求人倍率が1.06倍のため、介護職の有効求人倍率が非常に高いことがわかります。

     

    単純計算で1人に対して約4社の求人があることになります。

    コロナの影響など冷え込みがちな転職市場ですが介護業界は依然として売り手市場が続いているのです。

     

    お住まいの地域にもよりますが介護施設では常に人材を求めている状況にあります。

    「今の仕事を離れたら次がないかも」と不安になる方もいるかもしれませんが介護業界においてはそのような心配は少ないといえます。

     

     

    理由② ポジティブな理由での転職が増えている

     

    介護福祉士

    一昔前は転職と聞くとネガティブなイメージが先行されがちでしたが、現在ではキャリアアップの目的などポジティブな理由で転職する人が増える時代

     

    介護業界においても新卒ではなく中途で働き始める方も多く以前より転職市場が活発になっており、公益財団法人介護労働安定センターが実施した「介護労働実態調査結果について」によると、じつに介護業界の85%が新卒以外が採用されているというデータもあります。※2

    ※2 公益財団法人 介護労働安定センター 平成25年度 介護労働実態調査結果についてより

     

    もちろん、すべての転職がポジティブなものとは限りませんが、自分の将来のために転職を選択肢の1つに加え行動を起こしている方が増えているのは間違いないでしょう。

    また、同じく公益財団法人介護労働安定センターが実施した「令和元年度介護労働実態調査結果について」によると介護関係の仕事をやめた理由の男性の29%(1位)が“自分の将来の見込みが立たなかったため”を理由に挙げています。

     

    「もっと能力を発揮でき、将来を見据えられる職場に移りたい」と前向きに捉え、転職を考える人が増えると考えられます。

    今後、介護業界においても職場環境が整えられた施設に人気が集まり、より介護職の動きが活発になっていく可能性があります。

     

     

    理由③ 他施設の経験が活きる

     

    介護職は利用者の命を守る責任ある仕事です。

    介護施設は常に支援課題を抱えており、他施設での経験は貴重で重宝されるケースが多いです。

     

    介護施設によっては依然として閉鎖的なところも存在しており、日々改善に頭を悩ませているところも少なくなく、慢性的な支援課題は職員を疲弊させ続けます。

    このように、頭を抱えている課題を広い視野から解決できる方法を介護施設は探しており、ほかの施設での経験が思わぬかたちで役立つ場合があります。

     

    同じところに勤め続けるとついつい視野が狭くなってしまいがちですが、多くの経験が思わぬかたちで救うことも少なくないのです。

     

     

     

    転職回数が多い人向けの面接ポイント

     

    転職回数 多い

     

    転職にあたり重要なのはなんといっても採用面接です。

     

    転職回数が多い場合必ずと言っていいほど転職理由を聞かれると考えていいでしょう。

     

    介護福祉士

    その際にポイントとなるのが転職回数をネガティブではなく、ポジティブに捉えるということ

     

    仕事を辞める理由は必ずしも良いことばかりではありません。

    • 十分な給料もらえない 
    • 劣悪な人間関係

      などといった原因もあるでしょう。

       

      そのような時、前向きな理由に置き換えることで面接担当の印象を良くすることができます。

       

      一例を紹介すると

      • 理由が十分な給料がもらえない場合は
        • 御社のように努力や実績を正当に評価してくれる施設で働きたいと感じました。
      •  劣悪な人間関係だった場合は
        • 私はチームと仕事をやり遂げて、より苦労や喜びを分かち合いながら支援に向き合いたいと考えました。

       

      このように言い方を変えるだけで印象がよくなることが分かります。

       

      転職回数が多い場合も同様です。

      • いろいろな業界で働いた方
        • 多くの経験を体験し、自分に合う業界は介護業界だと気がつきました。
      • 介護施設を複数経験された方
        • いくつかの介護施設を得た経験を少しでも御社で活かせるよう取り組んでいくいこうと考えています。

      など、転職経験が職場にどのようなメリットがあるのか、最終的に受けようと思ったきっかけは何だったのかをリンクできるようにしておくことで、面接時の印象を良くすることができます。

       

       

       

      将来を見据えた転職を心がけよう

       

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      ここまで、転職回数が不利にならない理由や面接のポイントを紹介しました。

       

      とはいえ、考えなしに安易に転職を繰り返し続けるのは転職のハードルが上がってしまい得策ではない場合も考えられます。

       

      そこで、介護職が転職を検討する際は、自分にあう介護キャリアを考えながらプラスにはたらく職場を考えてみましょう。

       

      介護福祉士

      しっかりと目標を決めることで、自然と新しい職場で希望する優先順位が見つかり転職失敗のリスクを下げることができます

       

      転職活動は働きながらでも可能です。

      まずは、将来の自分の理想像をイメージしてみてください。

       

       

       

      まとめ

       

      今回は介護職は転職回数が多くても不利にならない理由や面接のポイントなどを解説しました。

       

      常に介護職需要がある介護業界。

       

      転職回数が多いからといってネガティブに考え過ぎることはなく、むしろ様々な経験を武器にして転職に臨むことが介護業界では可能です。

      一度きりの人生、どの職場で働くかによって生きやすさや、ストレスの感じ方は大きく変わってきます。

       

      現在転職に悩まれている方、希望するエリアにどのような求人があるのか一度調べてみてはいかがでしょうか。

      視野を広げることによって新しい人生が見つかるかもしれません。

       

      今記事を参考にしていただきより良い職場が見つけられることを祈っております。