皆さんこんばんは、介護福祉士みきこです。
「今まで住んでいた介護施設の費用が払えない!」そんな事態になったら本当に焦ってしまいますよね?
実は施設選びを間違えてお世話になっている方も少なからずいるのが現状だというのをご存じでしたか?
もしかしたら施設を変えるだけでコストを抑える可能性も十分にあります。
今回は費用が払えなくなった方へ、焦らなくても良いように対処できる方法を解説していきます。
介護施設の費用が払えないのであれば住み替えを
皆さんこんばんは、介護福祉士みきこです。
介護施設の費用が払えないという問題が起きたとき、在宅介護に切り替えるしかないと思う家庭は多いはずです。
しかしながら、すぐにこの方法を検討する必要はありません。
もしかすると、住み替えを行うことによって費用負担が軽減され、引き続き施設での生活が可能となる可能性があるのです
在宅介護の負担は非常に大きく、費用の問題だけで簡単に切り替えを行ってしまうと、支える家族が精神的にも肉体的にも大きなダメージを受けてしまう可能性が高いと言えます。
状況に応じた最適な施設を知っておき、まずは今よりも安く利用できる介護施設がないかどうかチェックするようにしてください。
選び方を間違えなければ安くなる可能性は十分にあるので、ポイントを理解した上で住み替え先を探してみると良いでしょう。
住み替え先を探すうえで、どの様な方がどのような施設がオススメなのかタイプ別にまとめましたのでチェックしてみてください。
費用が払えない方で要介護3~5の方がオススメの施設とは?
現在入居している介護施設の費用が払えなくなった場合、要介護3~5の方で多くのサポートが必要な場合は特別養護老人ホームへの住み替えをおすすめします
特別養護老人ホームは、もともと要介護度が高い人の入居を想定してつくられている施設ですし、重度の認知症にも対応していることが特徴的です。
そのため、有料老人ホームで手厚いサポートを期待するよりも、トータル費用が安く済むことが多いと言えます。
有料老人ホームでも要介護度が高い人や認知症がある人を見てもらうことができますが、こちらと比較すると利用料が高額になりやすいです。
特別養護老人ホームに住み替えを実施することで、今まで負担していたよりも費用が安くなることが多いと理解しておきましょう。
もちろん、全ての場合でこちらのほうが安くなるわけではないため、費用の確認は必須です。
入居するためには満たしておかなければならない条件もあるので簡単に入居できるわけではありませんが、介護度が高い場合は入居できる可能性が高いと言えます。
また、最近こちらでは可能な限り施設で看取りを行っているケースが増えていることを知っておくと良いです。
入居やお世話のためにかかる費用負担を軽減できるだけでなく、家族の負担も軽減させたいと考える場合にも特別養護老人ホームの利用がピッタリだと言えるでしょう。
費用が払えない方で要介護者ほどサポートがなくても生活できる方がオススメの施設とは?
介護が必要だけれど要介護ではないなど、要介護者ほどきめ細やかなサポートがなくても生活できる人であれば有料老人ホームへ住み替えることがおすすめです
有料老人ホームは幅広く入居を受け付けており、施設ごとに条件となる要介護度や要支援度、年齢などが違っています。
自立型・介護専用型・混在型の施設がありますが、要介護者でない人が自立型や混在型の有料老人ホームを選ぶのであれば、比較的費用が抑えやすくなるでしょう。
当たり前のことではありますが、充実した支援が必要な人ほど入居するための料金が高くなります。
施設ごとに費用が大きく違っているのでパンフレットなどを確認して費用の比較が必要となりますが、自立型や混在型であれば利用しやすい料金になっていることが多いです。
要介護度が高い人がこの施設に入居してしまうと、十分なサポートを受けるために支払う費用が高くなってしまうことも多いと言えます。
ただし、入居中に要介護状態になってしまった場合は再び住み替えることになったり、すぐに高い料金プランへ変更になったりする可能性が高いです。
短い期間で介護度が高くなってしまう恐れがある場合は結局高い費用を支払うことになる恐れもあるので、入居者の現状を冷静に分析した上で有料老人ホームを選ぶかどうか決めることが大切だと覚えておきましょう。
費用が払えない方で認知症の症状があるけれど介護度がそれほど高くないがオススメの施設とは?
グループホームは認知症の症状があるけれど介護度がそれほど高くない場合におすすめです
既に述べているように、介護度が高くなってくると必要な支援の違いから費用が高額化する可能性があります。
認知症であったとしても要支援2や要介護1程度であれば、こちらを選んでもリーズナブルな価格となることが多いです。
グループホームでは十分な支援がないのではないかと不安になるかもしれませんが、入居者の様子はスタッフがきちんと確認しています。
個室が用意されていることが一般的なので、他の入居者と常に一緒に過ごすことを嫌がっている人が住み替えを検討している場合にもおすすめです。
居室は分かれているものの他者とコミュニケーションを取るためのスペースも確保されているので、孤独な思いをする可能性を心配する必要もありません。
要支援度や要介護度が低い人であれば問題なくグループホームでも生活することができますし、利用するサポートの内容から費用も抑えられる可能性が高いです。
オプションなどでサポートを手厚くする場合は料金が高くなるので注意が必要ですが、そうでなければ認知症でも安く施設に入居することができます。
ある程度自分のことは自分でできる、認知症だけれど個室で生活したいという場合にはグループホームへの住み替えを検討すると良いでしょう。
費用が払えない方で健康で自分のことは自分でできる、夫婦で入居できる施設を探している方にオススメの施設とは?
高齢者向け住宅はある程度健康で自分のことは自分でできる、夫婦でお得に入居できる施設を探しているという場合におすすめです
こちらは手厚い介護が必要な人も利用することができますが、その場合は利用料金が高くなります。
自立している人が入居し、必要に応じてリハビリや介護、安否確認や生活相談などを外部介護サービスに委託するだけであれば、他の施設よりも安く生活できる可能性が高いです。
また、夫婦で同じ施設に入居するとなるとそれぞれの支援度や介護度の違いから、高いところしか入居できる場所が見つからないという問題が起こることもあります。
サービス付き高齢者向け住宅は比較的柔軟な対応を期待することができ、支援度や介護度が違う夫婦が入居する場合でも費用が抑えられる可能性が高くなるでしょう。
ですが、オプションなどをたくさん希望する場合は他のタイプの施設のほうが安く済む可能性もあります。
サービス付き高齢者向け住宅への住み替えで費用が抑えられるのは、多くのサービスを必要としない人たちであることを理解しておかないといけません。
他の入居者と過ごす時間が多いことが嫌、必要以上にスタッフや入居者から干渉されたくない、プライベートな空間をしっかりと確保したいと考える場合も、こちらの施設に住み替えることを視野に入れることがおすすめだと言えます。
まとめ
介護施設の費用が払えなくなってしまうケースも少なくありません。
また、状況によっては住み替えを考えた方がコストを下げる事も出来ます。
介護施設を新たに探すのは手間のかかることかもしれませんが、介護施設の検索サイトを利用することで自分の条件に合った施設を見つけることが出来ます。
今回ご紹介したタイプ別を参考に、状況に合った施設を探してみてくださいね。