老人ホーム 入居審査

介護福祉士 資格証

 

皆さんこんにちは、介護福祉士みきこです。

 

「老人ホームに入居希望を出したけど落ちた…という話を聞くけど実際はどうなの?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。

いざ入ろうと思ってもなかなか老人ホームが決まらず時間だけが過ぎていってしまう…という事態は避けたいですよね。

 

福祉の現場で働いている私の目線から、老人ホーム入居審査に落ちた原因、理想の施設を見つけるにはどうしたらよいか紹介します。

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老人ホームの入居審査に落ちた人は多い?

 

老人ホーム 入居審査 落ちた

 

介護福祉士

さっそく、老人ホームの入居審査に落ちたケースは、どのような理由があるのかみていきましょう

 

 

審査に落ちた理由はさまざま

 

結論からいうと、審査に落ちた理由はさまざまで、入居を希望する人の問題だけではなく、施設側の事情という可能性もあり一概にはいえません。

どのような理由が考えられるのか代表的なものをいくつかみていきましょう。

 

 

・老人ホームとの入居条件が違う

希望する老人ホームと、希望者との特徴が合っていない可能性があります。

一口に老人ホームといっても、サービス内容や対象者はさまざまで、その方に合った老人ホームを探すことになります。

 

例えば、特別養護老人ホームであれば要介護3、グループホームであれば要支援2以上で65歳以上の認知症高齢者が対象になります。

 

介護福祉士

入居を希望している方がどのようなところで生活したいか、希望する地域にどんな老人ホームがあるのか等、分からず起こってしまうことが多いのです

 

 

・入居審査は人によって異なる

一般的に高齢者の方が施設へ入居するときは、条件と受容と供給のバランスで入居の可否が判断されます。

特別養護老人ホームの例を挙げると

・要介護が3と認定されて家族が配偶者のみの方

・要介護2以下で子供家族と同居している方

では優先順位が異なり、前者が優先される可能性が高いです。

 

後者の場合は、入居条件が十分ではないので入居の希望を出したものの、ずっと待機している状態が続いてしまう可能性もあります。

 

子どもなどの保証人がいないなど、独り身の方は入居審査が厳しくなる傾向があります。

 

介護福祉士

保証人となる人がいないと、もしものときに判断できる人がおらず、トラブルの原因になってしまうというリスクを抱えてしまうためのなのです

 

 

・施設側の都合

入れない理由は施設側の状態や環境などが影響する場合もあるようです。

・施設のキャパがいっぱい(満床)

・設備が整っていない

・人員が十分ではない

といったようなさまざまな理由があります。

 

介護福祉士

入居審査の段階で、入居予定の方と施設の状況を照らし合わせたときに「支援は厳しい」と判断されると、正式な入居までたどり着かないこともあります

 

 

入居希望者の健康状態

 

老人ホーム 入居希望者

 

入居を希望されている方の健康面が原因の場合もあります。

分かりやすい例を挙げると感染症のある方です。

 

慢性的でも感染症を抱えている方は医療水準の高くない施設の場合、入居を断られることがあります。

 

介護福祉士

老人ホームは現在入居している方の健康も当然守らなければなりません

 

そのため、感染するリスクが高いと判断されてしまうと、入居を断られてしまう可能性があります。

 

 

 

理想の老人ホームを探すことは難しいのか?

 

老人ホーム 探す

 

「入居条件っていろいろなことが関係するなら理想の老人ホームを探すのは難しいかな」と感じた方もいるかもしれませんが、安心してください。

事前準備をする、専門の方に相談するなど計画的に行動することで理想の老人ホームが見つかる可能性があります。

そのためにはどうしたらいいかみていきましょう。

 

 

何を理想とするか「優先度」を決めよう

 

老人ホームの入居先は、本人の健康状態や認知症の有無、要介護認定の段階などを踏まえた上で探す必要があります。

そのほかにも

・運用方針に納得できるか

・要介護状態は適当か

・入居一時金、月額利用料は予算内か

・必要なサービスが提供されているか

・立地は問題ないか

などは、入居先探しにおける重要な条件となります。

 

介護福祉士

入居する方はもちろん、ご家族の方がどれを重視したいかを考えてみましょう

 

優先順位を決めていくうちに、どうしても譲れないものが見えてくるのと同時に妥協できるものも分かってくるものです。

希望の優先順位が見えてくると老人ホームが合ってくるのか見えてくるはずです。

 

費用面は特養などの国が運営しているところは安価で利用できる反面、有料老人ホームは施設によって費用が大きく異なる点に注意です。

サービス面では、費用が高いところではサービスや食事、設備の付加価値が高い場合があるので気になる施設があったら調べてみると良いかもしれません。

 

 

 

専門家に相談しよう

 

老人 専門家 相談

 

行政などの専門家に相談するのも有効です。

入所したい老人ホームの条件に優先順位を付けたら、優先度の高い条件をキーワードとして施設の検索を行いましょう。

 

老人ホームを探すときの相談先としては

・地域包括支援センター

・高齢者総合相談センター

・担当のケアマネジャー(要介護認定を受けている場合)

などが代表的です。

 

 

事前見学は必ず行おう

 

老人ホーム 見学

 

パンフレットや資料だけで入居する老人ホームを決めるのはおすすめできません。

必ず事前見学をするようにしましょう。

 

介護福祉士

施設の雰囲気や生活している様子などは、実際に見てみないと分かりません

 

職員の様子も重要で、利用者への対応に違和感がないかなどはこれから生活していくうえでチェックしたいところです。

 

興味のある老人ホームが定まったら見学を申し込むようにしましょう。

 

 

 

自分は該当になる!?老人ホームの入居基準を確認しよう

 

老人ホーム 入居基準

 

つづいて、代表的な老人ホームの入居基準を紹介します。

 

介護福祉士

入居を検討されている方は、どの施設が合っているか参考にしてみてください

 

 

特別養護老人ホームの場合

 

通称特養と呼ばれています。

費用も安く人気の高い老人ホームです。

入居基準は以下の通りです。

・介護度が要介護3以上で、感染症などの医療的処置を必要としない方

・特定疾病が認められた要介護3以上で40歳~64歳までの方

・特例による入居が求められた要介護1~2の方

 

 

介護付き有料老人ホームの場合

 

介護付き有料老人ホームは民間施設です。

介護が必要になった方が入居して、介護専門スタッフにより身のまわりのことをしてもらいます。

入居中にかかる費用は入居金の他に月額利用料があり、介護をしてもらったときに発生する介護サービス費に関しては介護度に応じて、1割〜3割が自己負担となります。

入居基準は施設によって違うので、気になるところがある場合は資料請求や問い合わせをして確認してみましょう。

 

 

グループホームの場合

 

グループホームとは、基本は5人〜9人を1ユニットで共同生活する施設で自治体に住民票を持っていることがポイントになります。

少人数で生活をしながら専門のスタッフにより介護サービスや機能訓練を受けることになります。

グループホームの入居基準は

・要支援2以上で65歳以上の認知症高齢者

が対象となっています。

 

その他にも、今回は紹介しきれませんが介護療養型医療施設、介護老人保健施設といった高齢施設もあるので、気になる方はチェックしてみてください。

 

 

 

まとめ

 

老人ホームの入居審査に落ちた原因、理想の施設を見つけるにはどうしたらよいか、代表的な施設の入居基準について紹介しました。

入居を断られてしまう理由はさまざまで一概に決めることはできません。

もし続けて断られてしまう場合は、行政などの専門機関に相談してみるとよいかもしれません。

 

老人ホームは入居者の特性に合わせてさまざまなサービスや形態が生まれてきています。

その中で希望に沿った施設を探すにはある程度時間が必要になります。

いざ入居したいと思ったときに「入居審査に落ちた…」というという事態にならないよう「今はまだ関係ない」と思っている方も、どのような施設があるのか一度調べてみることをおすすめします。

 

介護福祉士

先ほども言いましたが、施設の状況は見学してみなければわからないことが沢山あるので、見学をしてから決めることをオススメします

 

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