介護リーダー 辞めたい

介護福祉士 資格証

 

介護職員をまとめる役割の介護リーダーですが「自分はリーダーには向いていない…」と感じ、介護リーダーを辞めたいと考えたことのある人は多いのではないでしょうか。

 

今回はそんな方に向けて介護リーダー辞めたいと思ったらやるべきこと5選』をご紹介します。

 

記事の後半では介護リーダーを辞めると決めた人が、どのように行動すればいいかについて解説しているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

 

介護リーダーを辞めたいならやるべきこと5

 

辞めたい 介護リーダー

 

介護福祉士

ここからは介護リーダーを辞めると決めた人がやるべきことを5つ紹介していきます

 

介護リーダーを辞めたいならやるべきことは下記の5つです。

・生活相談員を目指す

・介護支援専門員を目指す

・介護リーダーを辞める

・勤める事業所を変える

・別の職業に転職する

それぞれ解説していきます。

 

 

生活相談員を目指す

 

今の事業所や施設で働き続けたいのであれば、生活相談員を目指すのもいいでしょう。

 

介護福祉士

生活相談員の業務内容は、主に相談業務とマネジメント業務です

 

施設を利用したい利用者さんやご家族の相談業務、ケアマネージャーや他事業所と連携を取るなど、いわば『施設の窓口』のような役割を担います。

 

介護リーダーとは違い、関係者とのコミュニケーションやデスクワークが中心の業務なので、身体的な負担はかなり軽減されるでしょう。

その反面、介護リーダーよりも事業所の運営に関する知識が求められたり、施設によっては介護保険の請求にまで業務が拡大する場合もあるので、精神的なプレッシャーが大きくなることもあるので注意が必要です。

 

生活相談員になる条件は自治体によってさまざまですが、一般的には社会福祉士や社会福祉主事の資格が必要になることが多いです。

 

 

介護支援専門員を目指す

 

介護リーダー 介護支援専門員

 

キャリアアップの選択肢として、介護支援専門員を目指すのもいいかもしれません。

 

介護福祉士

介護支援専門員は一般的に『ケアマネージャー』と呼ばれる職業です

 

ケアマネージャーは介護リーダーとはまったく違う業務内容になります。

 

普段はケアマネージャーと一緒に仕事をする機会も少ないので、どのような仕事なのかイメージしづらい人も多いかもしれません。

ケアマネージャーはいわば『介護保険のプロフェッショナル』のような職業で、介護サービスが必要な高齢者とその人に適した介護事業所のマッチングを行うのが主な業務になります。

 

そのほかにも介護サービスを利用するためのケアプランを作成したり、利用者さんの受診に付き添うなど、利用者さんの在宅での生活全体を支える存在でもあります。

 

ケアマネージャーになるには『介護支援専門員』の資格が必ず必要になります。

受験する要件が年々厳しくなっていることや、試験の難易度が高いことなどを考慮するとすぐに目指すのは難しいかもしれませんが、キャリアアップしたい人にはかなりオススメの職業だといえるでしょう。

 

ケアマネージャーについては過去の記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらの記事もご覧ください。

 

 

 

介護リーダーを辞める

 

「介護リーダーは辞めたいけど、職場を変えたくない…」

 

このように考える人は、事業所に相談して介護リーダーのポジションを解任してもらい、介護職員として働くという選択も考えられます。

 

介護リーダーをしていると利用者さんのケア以外の業務に追われるため、心の余裕がなくなるケースは多いです。

介護リーダーのプレッシャーやストレスが無くなることで心に余裕ができ、目の前の利用者さんに集中してケアを行えるようになるかもしれません。

 

介護福祉士

ひとつ注意しておきたい点として、介護リーダーを辞めることで支給されなくなる手当があることです

 

介護職の給料は手当で補填されている部分が大きく、介護リーダーとしての手当が支給されなくなると給料が大幅に下がる場合があります。

ですから介護職員に戻った際には、給料が下がってしまう可能性があることも覚えておきましょう。

 

 

勤める事業所を変える

 

介護リーダー 事業所

 

「介護リーダーは辞めたいけど、そのまま職場で働き続けるのは気まずいな…」

 

上記のように感じる人は少なくありません。

そのように感じる人は、思い切って勤める事業所を変えてみてはいかがでしょうか。

 

実際に職場を変えるのは大変なことかもしれません。

 

介護福祉士

しかし転職が当たり前になっている現代では、1つの事業所で働き続けるよりも、複数の事業所で経験のある介護士の方が『経験が豊富な人材』と認識されることが多いです

 

また同じ介護分野でも働く事業所が変えることで、さまざまな違いが見えるようになるので、今までよりも広い視野で業務に取り組めるようになりますよ。

このように働く環境を変えれば、新しいスキルや知識を得ることができます。

 

介護士としてレベルアップしたい人は、ほかの事業所で働くことを検討してみてもいいかもしれません。

 

 

別の職業に転職する

 

心機一転、別の職業に転職することを検討してみるのもオススメです。

介護職は人とのコミュニケーション能力に長けている人が多いので、接客業やサービス業への転職がオススメだといえます。

 

ただし別の職業に転職するということは1からのスタートになるので、最初の期間はそれなりに大変だということを覚悟する必要があるといえるでしょう。

 

また介護職は収入が低いと言われていますが、国からの処遇改善や各種手当てによりそれなりに給料が保証されています。

ですから未経験から別の職業に転職する場合は、今よりも収入が下がる可能性が高いです。

 

このことから転職後は当面、収入が下がることも覚悟しておいた方がいいでしょう。

 

 

 

一度介護リーダーを辞めるなら環境を変える事

 

介護リーダー 辞める 環境

 

介護福祉士

介護リーダーを辞め、そのまま職場に勤務し続ける場合に注意したいのが『介護リーダーを辞めた後の職場の雰囲気』

 

介護リーダーを辞めて介護職員に戻ったとしても、ほかの介護職員からすると元上司なので「一緒に仕事をする時に気を使ってしまう…」と感じる人も少なくありません。

 

また事業所としても自ら介護リーダーのポジションを1度降りた職員に対して、再び役職を与えることはリスクが高いと考えるのは当然です。

 

もしこの先あなたが「もう1度介護リーダーで頑張りたい」と考えても、再び同じポジションに戻ることは難しいでしょう。

 

ですから、あなたがもし介護リーダーを辞めたいなら転職がオススメです。

 

先ほども述べましたが、現在勤めている事業所からすると介護リーダーを辞めた人材は『煙たい存在』かもしれませんが、ほかの事業所では介護リーダーを経験している人材は逆に『貴重な人材』になります。

現在の職場で働きながら転職サイトを利用して転職活動をすることで、あなたのキャリアを高く評価してくれる事業所を見つけることができるかもしれませんよ。

 

 

 

まとめ

 

介護リーダーを辞めたいと感じる理由は人それぞれですが、介護リーダーを辞めたいならキャリアアップを目指すか、転職するかを明確にしましょう。

キャリアアップしたい人は介護リーダーの経験を活かせる生活相談員や、ケアマネージャーがオススメです。

転職したい人は別の職業に転職するか、勤める事業所を変えるかを検討しましょう。

 

別の職業に転職する場合は、介護職としてのコミュニケーション能力を活かして接客業やサービス業がオススメです。

 

介護の仕事を続けたい人は、ほかの事業所へ転職して環境を変えることをオススメします。

新しい職場を探す際は転職サイトを利用することで、あなたにピッタリの職場を見つけることができますよ。