ユニット型 特養 きつい

介護福祉士 資格証

 

こんにちは、介護福祉士みきこです。

 

ユニット型の特養は、仕事の内容がきついと言われていますが、その理由は一体どういったもかご存じでしょうか?

 

利用者の方から見れば、従来型より生活しやすい環境と言われスタッフも専任になるので一人ひとりの状況に合わせた目の行き届いたケアが可能というメリットがあります。

しかし、私達介護スタッフからするとメリットだけ注目されている現状に違和感を感じることもあります。

 

ユニット型の特養は今後増えていくと思われますが、今のニット型特養ではきつい!と感じてしまう場面も多発しているのが現状。

これからユニット型の特養で働きたいと考えている方は是非チェックしてください。

 

ユニット型の特養|仕事の内容がきついと言われる理由

 

ユニット型特養 きつい

 

みきこ

まず、ユニット型特養で働く前にどのような事が基本となるかまとめました

 

・介護スタッフは複数の介護対象者を同時に担当することが必要になります。

・介護対象者のニーズや状態が異なるため、適切な介護を行うため高いスキルや経験が必要

・介護スタッフは長時間働くことが多く、疲れやストレスがたまりやすいため、健康管理やストレスの軽減に注意

・ 一般的な介護スタッフのスキルだけではなく、グループカウンセリングやグループリーダーシップなどの特別なスキルも必要

・グループワークが重視されるため、チームワークスキルやグループワークの能力が必要

・ 複数の介護対象者を担当するため、状況の説明や相談など適切に関係者に伝える事が必要

上記の6つが代表的な事となります。

 

それらをイメージしていただければ、どの様な場面が「きつい!」と感じてくるのかが分かってくるのではないでしょうか。

 

 

ユニット型特養がきついと感じる仕事内容

 

きつい ユニット型 特養

 

みきこ

きついと感じる理由の一つが、複数の介護対象者を同時に担当することだと私は感じてます

 

利用者さん複数を同時に担当、ニーズや状態が異なるため、適切な介護を行うためにはスキルもそうですが介護士としての経験も求められます。

言葉では簡単ですが、この部分が1番のストレスになると思っています。

 

また、仕事の内容できついと感じるのは夜勤で、生活が不規則になることから、疲労が蓄積して辛くなるケースもあります。

夜勤は慣れと言われていますが、やはり人によって生活習慣は異なりますし、いくら慣れても日勤と比べると疲れの感じ方が違います。

また、夜勤は夕方から朝までと長時間拘束されるので、肉体的だけでなく精神的にもきつい傾向です。

 

仕事の内容できついと感じるのはもう1つ、少人数に対して時間と手間を掛けて対応する必要があることが挙げられます。

性格的に相性の良い相手であれば苦になりませんが、苦手な人となると、接する時間が長くなることが仕事のきつさに繋がります。

 

認知症の人を含む見守りをしなければいけないので、責任感も重圧として伸し掛かりますし、深夜にいつコールがあるかも分かりませんから、気を抜くことができないです。

 

ON・OFFや気持ちの切り替えが得意な人なら、苦手な人と顔を合わせても、嫌なことがあっても切り替えられますが、そういうのが苦手な人にとっては特に仕事がきつく感じられるでしょう。

入居者がみな寝つきが良くてコールが多くなければ、負担は小さいですしユニット型特養に苦手意識を覚えることもないかもしれません。

 

しかし現実はそうもいきませんし、体力面に加えて精神的なストレスも加われば、もうお手上げとなってしまってもおかしくないのが現状です。

 

 

 

ユニット型の特養は気をつかう場面が多い

 

ユニット型 特養 気をつかう

 

みきこ

ユニット型の特養は、少人数をグループ分けして介護を行う仕組みなので、ユニットごとにお世話をしたり、入居者に対応しなければいけないなど気をつかう場面が多々あります

 

きつい仕事内容に気をつかわなければいけないわけですから、本当に大変ですし慣れるまでは気持ち的にも余裕が持てなく1日があっという間に過ぎていきます。

ユニットごとに様子を見守り、一方では入居者1人1人に合わせて対応することになります。

 

ユニット型特養の仕事内容には、身体介護や食事の提供と介助、運動プログラムの実施や入居者の家族への連絡などがあります。

入居者の健康にも気を配る必要があるので、業務の幅が広くて神経をつかいます。

どれだけ性格が合わずイライラする相手でも、家族に対して感情的に連絡するのはNGなので、冷静かつ客観的に状況をまとめて伝える必要があります。

 

こういった、イライラを抑える感情のコントロールをしなければいけないことも、気をつかうことの1つで気が抜けないです。

身体介護は体力を使いますし、油断をすると怪我をさせてしまう恐れがあるので、最後の最後まで集中してやりきることが求められます。

健康面の変化についても、僅かな変化も気のせいといって片づけることはできませんし、些細なことでも嘱託医に伝えなければいけないです。

 

何か問題が発生して責任が追及されることになっては、更にストレスとなってしまうでしょう。

 

 

 

それでもユニット型特養の仕事をしたい理由がそこにはある!

 

ユニット型特養 仕事

 

みきこ

きつい仕事内容で一見すると魅力的に感じられないユニット型特養ですが、それでも仕事をして良かったと感じる場面が沢山あります!

 

あえてきついユニット型特養の仕事をしたい人達には、社会に必要とされていたり、人の為に役立てるといった理由も一つ。

理由は勿論人それぞれですが、少子高齢化の時代に介護は誰かがやらなければいけませんし、夜勤をすれば手当という形で還元されるので、捉え方によってはメリットに感じられます。

 

ユニット型は入居者が少人数ですから、毎日のように顔を合わせてコミュニケーションを図ることができます。

またお世話をすることで感謝されたり、笑顔を見せてもらえることが多くなるので、自分がやったことに対する入居者絵の変化が見られることもやりがいや魅力に繋がります。

 

当然ながらやりがいだけでできる仕事ではありませんが、収入だけでもないですし、収入とやりがいを組み合わせればきつい仕事内容の仕事にも魅力が出てきます。

入居者の家族からも感謝されますし、必要とされる時間が得られるので、そういった部分も仕事をする理由になるでしょう。

 

ユニット型特養の目的は、健康的な生活が送れるようにサポートをする事ですから、規則正しい生活を実現するお手伝いをすることに繋がっていきます。

食事などの日常生活も支えることになりますが、そうした業務を続けていると、入居者の理解が深まりますし、些細なことにも気がつける喜びが実感できます。

 

 

 

今後はユニット型特養の仕事が増えていく理由

 

特養 ユニット型

 

みきこ

注目が集まっているユニット型特養ですが、今後はこの仕事が増えていくものと私は考えています

 

ユニット型はその性質上、限られる介護職員で効率良く見守りやお世話ができるので、増加傾向にあるのは当然だといえるでしょう。

入居者にとっても、費用を抑えながらプライバシーに配慮があるサポートが受けられますから、メリットに感じる人が増えれば必然的にユニット型特養の施設も仕事も増えます。

 

設備が充実していたり、家族が安心して預けられる、入居者も安心して過ごせるなど双方にメリットがあります。

居室はプライバシー完備の個室が主流ですし、他の入居者のことを気にせずに済むので、まるで自宅にいるかのような安心感が得られます。

 

リビングに相当するスペースは共有となっていて、居室に近い場所に設定されていることが多いですから、入居者同士の交流も楽しめます。

 

料金面では従来型と比べて少し高くなりますが、プラスアルファの金額を支払うだけの価値があるので、これからも利用者は増えていくことになるでしょう。

折角介護を受けるなら穏やかに過ごせる個室が良い、そう考える人は少なくありませんから、特養はこのように多少室から個室のユニットにニーズがシフトしていくでしょう。

 

誰もが経済的にゆとりがあるわけではないので、従来型も残り続けるでしょうが、割合的には変化していくと考えるのが妥当です。

 

 

 

まとめ

ユニット型特養は仕事内容がきつい傾向ですが、その理由の多くを占めているのが夜勤と業務の幅、そして気をつかう場面の多さにあります。

肉体的にも精神的にも負担が大きく、介護職員には体力やストレス耐性が求められますが、やりがいは十分で社会貢献になるのも確かです。

夜勤をすれば手当がつきますし、入居者や家族からも感謝されるので、きついながらもやりがいを見つければ続けることができます。

 

誰かの為になる仕事・・・

 

必要とするものや変化に気づいてあげられますから、入居者のニーズに応えられた時に喜びの実感が得られます。

 

今後、ユニット型特養はニーズの高まりによって仕事が増えていくと見られているので、人手が必要となりますし働けるチャンスも増えると考えられます。