社会福祉主事 最短取得 仕事内容

介護福祉士 資格証

 

こんにちは♪

介護福祉士みきこ(@sato13nowa)です。

 

社会福祉主事に興味を持ったものの、最短取得の方法や、制度がややこしくていまいちよく分からないという声をよく耳にします。

 

社会福祉主事とは、福祉業務に携わる公務員のソーシャルワーカーとして業務にあたる人のことを指します。

誰でもすぐになれるものではなく、社会福祉主事任用資格というものが必要になり、公務員になって初めて社会福祉主事を名乗ることができます。

 

今記事では、社会福祉主事最短取得する方法と仕事内容、社会福祉士との違いまで紹介していきます。

 

社会福祉主事を最短で取得するには?

 

社会福祉主事 最短 取得

 

さっそく、社会福祉主事を最短取得する方法を紹介します。

社会福祉主事になるには、任用資格を手に入れ、公務員試験を突破しなければなりません。

 

 

まず任用資格を手に入れる

 

最初に、社会福祉主事任用資格を手に入れる必要があります。

 

介護福祉士

社会福祉主事任用資格の証明に決まった書式は存在せず、いくつかのパターンがある点を押さえておきましょう

 

最短で社会福祉主事任用資格を取得する方法は人によって違うので、自分がどの方法に該当するか確認してください。

 

 

社会福祉事業所で働いていれば1年で取得可能

 

社会福祉事業所で働いている人で最短取得を目指す場合、1年で社会福祉主事任用資格を取得できる通信教育がおすすめです。

スクーリングとレポート提出などで学習し、最短1年で社会福祉主事任用資格を取得することができます。

 

注意点として、受講期間中に仕事を辞めると受講資格を失ってしまいます

仕事と勉強が両立できるよう計画的に最短取得を目指しましょう。

 

 

それ以外の方は指定養成機関に2年通う

 

社会福祉事務所に勤めていないという方が、全国の社会福祉主事任用資格を取得できる専門学校などの指定養成機関に2年以上通うことで最短取得することができます。

 

指定機関によっては、社会福祉主事任用資格の取得だけでなく卒業と同時に介護福祉士の資格が取得できるところもあります。

 

指定機関では最低でも2年間通うことになり、22科目の履修が必要になります。

養成機関を知りたいという方は以下から確認してみてください。

WAM NET(ワムネット)社会福祉主事養成機関

 

 

任用資格を要件とした公務員試験に合格する

 

社会福祉主事 公務員試験

 

社会福祉主事任用資格の要件を無事に満たした後は、公務員試験に合格し行政の福祉事務所など該当する職場に採用されることで社会福祉主事になることができます。

 

介護福祉士

公務員に合格しなければ、社会福祉主事を名乗ることはできません

 

募集要項や試験内容は自治体ごとに違うため、目指している自治体がある場合は自分が条件に当てはまっているか一度調べてみることをおすすめします。

 

 

 

社会福祉主事の主な仕事内容は?

 

社会福祉主事 仕事内容

 

つづいて、社会福祉主事の仕事内容についてみていきましょう。

晴れて社会福祉主事になると、社会福祉各法に定める援護、育成や更生措置に関する業務に携わるケースワーカーなどとして働き、社会に貢献していくことになります。

 

 

福祉関係の公務員として活躍

 

社会福祉主事は、都道府県や市町村の福祉事務所などに配属になり、仕事に従事することになります。

 

介護福祉士

社会福祉主事の主な仕事内容は、生活が困難な状況にある人の援護や育成・更生などです

 

具体的には、ケースワーカー(現業員)として福祉事務所にやってきた人への対応、相談を行い、生活を立て直せるようにサポートをおこないます。

また、スーパーバイザー(査察指導員)として、福祉事務所に所属するケースワーカーを指導、監督する役割に就く場合もあります。

 

 

ほかにも活躍の場は多岐にわたる

 

介護福祉士

公務員のほか、社会福祉主事任用資格をもっていることで、各種社会福祉施設の専門員として採用され、活躍されている方も多くいらっしゃいます

 

具体的には、民間のデイサービスセンターや高齢者施設などが挙げられます。

 

採用された場合の仕事内容は、生活相談員(ソーシャルワーカー)の業務に当たるほか、社会福祉施設の施設長の要件になっている点も魅力の1つです。

また、相談業務の経験を積み国家資格である社会福祉士を目指される方も多くいらっしゃいます。

 

 

 

社会福祉士とはどう違うの?

 

社会福祉士 社会福祉主事

 

介護福祉士

よく比較される社会福祉主事と社会福祉士ですが、どのような違いがあるかご存知ですか?

 

それぞれの違いについてみていきましょう。

 

 

社会福祉士は国家資格

 

社会福祉士は国から認められた「国家資格」です。

社会福祉分野の全体を網羅したうえで相談業務をおこなうため、公務員や福祉施設、病院といったように多くの分野で活躍できます。

 

対して、社会福祉主事の「主事」とは公務員の身分を示す呼び名のことを指します。

社会福祉士のように資格名称ではなく、「社会福祉主事になれる資格があります」という位置づけです。

 

社会福祉主事は、実際に公務員試験を受け、公務員として働くことで初めて名乗ることができる点に注意しましょう。

 

 

仕事内容に大きな違いはない

 

社会福祉士も社会福祉主事も基本的には相談支援業務を担うことになります。

 

生活困窮者、高齢者や障害を持っている方などを対象に支援していくという面で仕事内容に違いはありません。

公務員になった場合も、現業員となり家庭訪問、面談、生活指導などを行う職員として福祉業務に携わるのが一般的です。

 

 

社会福祉主事は任命されて効力を発揮

 

社会福祉主事は、福祉事務所の現業員になって初めて名乗ることができる資格です。

つまり社会福祉主事任用資格の時点では名乗ることができませんので注意しましょう。

 

少々ややこしいですが、「当てはまる仕事に就くまでは名乗れないんだな」ということを覚えておきましょう。

 

 

 

社会福祉主事は福祉に携わる公務員として働きたい方におすすめ

 

社会福祉主事 公務員

 

介護福祉士

社会福祉主事を目指す大きなメリットは、公務員として福祉事務所などで働くことができることです

 

たとえ公務員ではなくても社会福祉主事任用資格があることで、福祉に関連する知識があることの証明にもなります。

 

ほかにも、社会福祉士と比較した場合、短期間かつ容易に取得できる点も魅力の1つです。

公務員はほとんどの募集要項に年齢制限が設けられており、社会福祉士を取得してからでは公務員を目指せる年齢ではなくなってしまう可能性もあります。

その点、社会福祉主事任用資格は授業や講習を受けるだけで取得することができ、最短取得を目指せば公務員への道も無駄なく進むことができるでしょう。

 

 

 

まとめ

 

今記事では、社会福祉主事を最短取得する方法と仕事内容、社会福祉士との違いまで紹介しました。

社会福祉主事は主に福祉相談に従事する公務員になった場合に名乗ることができる、ということが分かったのではないでしょうか。

仕事内容も、福祉に携わる点では一緒ですが、公務員以外にもさまざまな働き方があります。

 

公務員だけでなく、一般の福祉関係の仕事であれば有利にはたらく場合も。

 

社会福祉主事の仕事に興味を持った方、今記事を参考にしていただき、最短取得を目指してみてはいかがでしょうか。