介護福祉士をお持ちの方、今の職場で資格を活かしきれていますか?
介護の国家資格である介護福祉士、取得までに苦労した部分も多かったと思います。
資格が生きるタイミングは多くあり、その1つが転職です。
無資格に比べ、資格があることで転職で有利にはたらき、選択の幅も広がります。
今記事では、介護福祉士が転職に有利な理由と転職を成功させる4つのポイントを紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
介護福祉士はなぜ転職に有利なのか?
先ほども紹介した通り、介護福祉士の資格を持っていると転職に有利にはたらきます。
理由を以下の3点にまとめたので、ご紹介していきます。
知識と経験の証明になる
転職する時、多くの場合これまでの実績や経験を採用側に伝える場面があります。
しかし、採用する立場からすると本人の話だけでは不安を感じてしまう場合もあります。
そのような時、介護福祉士の資格を持っているという実績があることで、一定の経験があり、介護に関する幅広い知識を持ち合わせているという何よりの証拠になります。
介護資格はいくつか資格がありますが、国家資格である介護福祉士は信用度の高い資格といえ、転職する際に有利にはたらきます♪
つまり、言葉以上の説得力が資格にはあるので転職に有利となります。
即戦力として期待される
転職で採用が決まった際、早い段階で現場に貢献してほしいと採用する側は考えます。
特に介護業界は人手不足の職場が多く、人員が不足している状態で勤務をこなしている職場も少なくありません。
介護福祉士の資格を持っているということは基礎的な知識は身につけている証明になるので、即戦力を見込まれ採用される可能性が高くなります
細かい業務などは職場によって違うので、働きながら覚える必要がありますが介護の知識を持っている人は貴重な人材です。
始めから周りの期待に過度に応える必要はありませんが、経験があり仕事を覚えは早いに越したことはありません。
離職しないと判断されやすい
採用側からすると、介護福祉士の資格を取得しているということは、介護の仕事に興味があり働き続けてくれるだろうと感じてくれる場合が多いです。
未経験・未資格の方では、食事、排泄支援など介護の仕事内容についていけず、短い期間で辞めてしまう場合が多々あります。
その点、介護のことを学び資格を取得しているということは、その分介護に対して意欲的に向き合っている証拠になります。
人が辞めることは施設にとって大きな痛手です。
採用する際のリスクを考慮した時、一定の経験がある介護福祉士は採用される可能性が高くなります。
このように介護福祉士は転職において有利にはたらく要素が多くあります。
続いて、介護福祉士が転職を成功させるポイントを4つ紹介します。
介護福祉士が転職を成功させる4つのポイント
介護福祉士は転職に強いことがわかりましたが、さらに転職が成功する4つのポイントについてお話していきます。
経験を活かすことが出来る職場か確認する
先程も紹介した通り、国家資格である介護福祉士は介護の現場では重宝されることが多いです。
施設によっては初任者研修という基本的な資格のみや、無資格で働いている方がほとんどという職場も少なくありません。
そのような職場には介護福祉士を取得している人材は貴重で、介護における正しい知識で職場全体のレベルアップも期待されます。
だからこそ、職場選びには慎重にならなければなりません。
条件に合う求人を見つけ面接など職場に行く機会があれば、自分のこれまでの経験や資格を取得するまでに得た知識を活かすことが出来るのか注意しながら見極めましょう
ポイントはこれまでの経験を役立てることができるイメージを持てる職場を選ぶことです。
・支援方法
・職場の雰囲気
・利用者との向き合い方
・勤務形態
など、自分と合っているか気をつけてみてください。
苦労して転職したのにも関わらず、職場でこれまでの経験が活かせず、結果的に辞めてしまうというケースもあります。
また、前職で違う職場を経験している人は他の介護現場を見ている分、違った視点から建設的な意見を求められる場合もあります。
自身のキャリアアップを図るためにも自分の資格・経験を活かせる環境か確認することをおすすめします。
資格手当などの福利厚生を確認する
給料は仕事を続けるモチベーションに直結します。
転職する際には資格手当の有無、手当がある場合は金額まで確認しておきましょう。
「資格手当は無くてもいい」と思われるかもしれませんが、年単位で計算すると資格手当があるだけで金額に大きな差ができ、年収に大きな差が開きが出ます。
近年では、有資格者に高額な手当を出す介護施設も増えてきています。
資格手当が充実しているということは、その分介護福祉士などの福祉資格をを重要視している施設といえます
同様に、その他の福利厚生も大切です。
有給の有無や、夜勤手当額、健康診断の費用など、細かい部分ですが働く上では大切な要素です。
転職先を選ぶ際に資格手当を含めた福利厚生が充実しているか注意してみましょう。
面接時、資格を活かせる点を伝える
続いて、面接での重要なポイントを紹介します。
転職において面接は最重要で、採用は面接結果に大きく左右されます。
面接では、ほとんどの場合でこれまでの経験や資格のことについて質問されるでしょう。
質問に答える時に、なぜ資格をとろうとしたのか、取得したことで何を学び、活かすことができたのかを具体的に答えられるよう心がけましょう
例えば
・資格試験で人体の構造を学び、食事・入浴などで知識を思い出しながらより丁寧に支援するようになった。
・事故などの緊急時の際に、落ち着いて行動できるようになった
など、どう仕事に活かすことができたのか事前に考えておくことで、本番でもスムーズに落ち着いて話すことができ、採用側に良い印象を持ってもらうことに繋がります。
資格を取得した理由を明確にすることで、面接官に好印象を持ってもらい、採用に近づくことができます。
施設の理念に共感する姿勢を示す
先ほどと同じ様に面接時のポイントになります。
前職の経験で学んだことを伝えるのは大切なことです。
しかし、前職の施設と転職先の施設では、法人理念や支援方法・規則などが違う場合があるので注意しなければいけません。
事前に調べられるようであれば、面接を受ける施設はどのような理念や考え方を持って運営しているのか把握しておく必要があります。
理念に共感した部分を伝え、理念に沿う支援をするには自分のどのような経験、知識が役に立ちそうか伝えることができれば、好印象を与えることができます。
ポイントとなるのが、自分の意見が絶対正しいと面接官に勘違いされないよう注意することです
自分の意見が強いと判断されてしまうと「支援現場でも自分の意見を優先して動いてしまうのでは」と思われてしまう可能性があります。
実際に働き始めるかもしれない以上、新しい職場の理念やルールは大切です。
理念を実現にするために自分に何ができるのか伝えられるように考えをまとめておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は介護福祉士がなせ転職に有利なのか、そして転職を成功させる4つのポイントを紹介しました。
資格を最大限活用することで将来の選択肢が増え、様々なことに挑戦できるようになります。
転職を検討されている方は、今回の4つのポイントを参考にしていただき、自分がより輝ける職場を見つけられる助けになれば幸いです。