こんにちは、介護福祉士みきこです♪
介護保険証の正式名は、「介護保険被保険者証」と言い「介護保険証」と呼ばれることが多いのですが、ケアマネに預けることに対して不安を感じてる方って結構いらっしゃいます。
だからと言ってケアマネに「預けて大丈夫ですか?」と直接聞くことってできないですよね?
普通なら自分たちで大切に保管しなければいない介護保険証を預けるのは大丈夫なのか?
ケアマネに介護保険証を預ける必要がある場合や、不安なときの対処方法などを解説していきますので是非チェックしてみてください。
介護保険証はケアマネに預けても問題ない!
ケアマネージャーに介護保険証を預けても問題ありません!
介護保険証をケアマネに預ける事に不安を感じてしまう方もいらっしゃるっともいますが、基本的には自動車運転免許証や健康保険証、住民票とは違い「本人確認の書類としての役割」で使用することが出来ないので、悪用されることは少ないです。
少ないという事で言うと、ケアマネージャーが介護保険証を不正に利用して介護サービスを受ける・・・そんな可能性もあるのかもしれませんが、現実的ではありませんしケアマネにとってもメリットがありません。
なので基本的にはケアマネに介護保険証を預けることに対しては問題はありません。
ただし、介護保険証を持っていなければ介護サービスを受けることが出来なくなりますので、もしケアマネに預けるのであれば「介護保険被保険者証の預かり書」等の確約書を作成してもらい、
・目的以外での使用の禁止
・預かる人(使用する人)
・いつ介護保険証が戻ってくるのか?
等を明確にすることで、安心して介護保険証を預けることが出来ると思います。
介護保険証をケアマネに預けるメリット
何かと頼りになるケアマネですが介護保険書を預けることによってメリットがありますので覚えておきましょう
それではどのようなメリットがあるのか解説していきます。
各種手続きの簡素化
介護サービスを利用するためには、介護保険証の提示が必要になってきます。
介護保険証をケアマネに預けることで、介護サービスを利用する際に必要な手続きが簡素化されますので手間が省けます。
代行手続き
ケアマネが介護保険証を預かっている場合、介護サービスの手続きや手配などを代行してくれることがあります。
例えば、ケアマネが介護サービス提供事業者とのやり取りを行い、利用者本人が介護保険証を提出する必要がなくなるので物事がスムーズに進みます。
保管の安心
物忘れが激しかったり、自分で保管するのに不安がある場合はケアマネにお願いすることで大切に保管してくれる場合があります。
それでも、介護保険証を預ける際には、信頼できるケアマネを選ぶことが重要です。
また、先ほどもお話しましたが、介護保険証を預けるのであれば確約書などの書面を作成しましょう。
介護保険証を持っていないと困る事
ケアマネに預けていても介護保険証を持っていないと困る場面もあります
介護保険証をケアマネに預けることに問題が無いのがわかったかと思いますが、そうは言っても自分が利用する場合に必要になる場面があるので覚えておきましょう。
では、どの様な場面で介護保険証が必要になるか確かめていきましょう。
ケアプランの作成
介護保険証は、ケアプランの立案・作成する場合ケアマネジャーに依頼する際に必要となります。
ケアプランとは、要介護状態にある高齢者や障害者などが、自分に合った介護サービスを受けるために、介護サービスの必要性や範囲、提供方法などを計画的にまとめた書類のこと。
ケアプランは、介護保険制度において、介護保険の適用を受ける際に必要となるもので、介護サービスを利用するための手続きを行う上で重要な役割を持ちます。
要支援(要介護)認定の申請ができない?
要支援(要介護)認定に必要な書類は、申請書、医師の診断書、介護に関する記述のある診療情報提供書ですが、これらの書類に介護保険証の番号が記載されているため、介護保険証がない場合、申請書類が不完全となります。
つまり、介護保険証がない場合、介護保険制度を利用すること自体ができないため、要支援(要介護)認定の申請もできなくなってしまいますので覚えておきましょう。
介護給付金の支給申請
介護給付金の支給申請にも介護保険証は必要となってきます。
介護保険制度は、高齢者や障がい者などの介護が必要な人々を支援するために設けられた制度です。
介護給付金は、この介護保険制度の中で支給される給付金であり、介護保険証がなければ受給することができません。
したがって、介護給付金を受け取るためには、事前に介護保険に加入していることが必要であり、加入していることを証明するためにも介護保険証が必要になってくるのです。
ケアマネにお願いすれば介護保険証の再発行が出来る?
介護保険証は、市区町村から発行されています
お住いの自治体の介護年金課などの窓口で介護保険被保険者証の再交付申請書などを提出することによって再発行することが出来ますが、病気やけがなどどうしても自分の足を運べない場合、介護保険証を無くしてしまった時にケアマネにお願いすることで再発行してもらうことが出来ます。
再発行に必要になってくるものは
・運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど
・被保険者証等再交付申請書
再交付の申請書はインターネットから取得することが出来ますが、やり方がわからない場合もケアマネに相談することで代わりに用意してくれることがあります。
まとめ
介護保険証はケアマネに預けるとどうなるのか?を解説していきました。
基本的には安心して預けることは出来ますが、きちんと書面を作成することをオススメします。
また、ケアマネにお願いする事でのメリットもあります。
将来的にお世話になる事もあるので、今お世話になっていない方もケアマネの事を調べてみてはいかがでしょうか?