介護 ブラックすぎ

介護福祉士 資格証

 

みなさんは介護という仕事にどのようなイメージをお持ちでしょうか。

良い印象を持っている方がいる一方で、悪い印象の方も一定数いることと思います。今回は介護業界でブラックすぎとなぜ思われてしまうのか、ブラックな介護施設の見分け方、ブラックな施設を避ける方法を紹介します。

介護転職を検討している方、ブラックな環境で働かないためにも参考にしていただけれ幸いです。

 

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これがブラックすぎる介護業界

 

ブラックすぎる 介護業界

 

介護福祉士

最初に、介護業界がブラックといわれる原因について解説していきます

 

大きな要因として

・介護業界にブラックすぎるというイメージがついている

・職場環境が劣悪なところがいまだにある

の2点が挙げられますので見ていきましょう。

 

 

介護業界自体がブラックすぎるイメージ

 

介護業界にあまりいいイメージを持っていない方でよく聞く理由は以下のとおりですね。

・3K(きつい・汚い・危険)

・変則勤務(夜勤など)が大変

・仕事内容のわりに給料が安い

・人間関係が劣悪

たしかに、介護業界にこのような一面があることは否めません。

 

介護福祉士

介護施設によってはなかなか改善する気配がなく、不満をたまってしまい介護業界を離れてしまう人も少なからずいるため、このようなイメージが広まってしまうと考えられます

 

 

職場環境がブラックなところがいまだにある

 

どの業界でもブラックすぎる職場というものは残念ながら存在しますよね。

介護業界においても、劣悪な環境で働いている人がいるのも事実です。

 

基準の1つになるのが36協定です。

日本には、労働環境を守るために「36(サブロク)協定」という時間外や休日労働などの労働環境を守る協定があります。

労働基準法に定められた法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えての時間外労働や、休日勤務などを命じる場合は36協定を締結し、所轄の労働基準監督署への届出が必要となります。

 

もしも、届出しないまま法定労働時間を超えて労働させると「労働基準法違反」になります。

 

そのほかにも、36協定には過労死ライン(健康障害のリスクが高まるされる時間外労働のライン)なども規定されています。

 

介護福祉士

このように、36協定の基準を超えての長時間労働・過重労働を強いている介護施設はブラックはといえます

 

 

 

ブラックな介護施設の見分け方

 

ブラック 介護 見分け方

 

それでは、ブラックすぎる職場の見分け方はあるのでしょうか。

 

ブラックな施設の特徴を

①長時間労働が慢性化している施設

②休日が少ない・有給が取れない施設

③人員配置基準を満たしていない施設

以上の3つに分けて紹介します。

 

 

長時間労働が慢性化している施設

 

長時間の労働は身体に影響を与えるだけでなく、精神面でも大きな負担となります。

 

介護福祉士

長時間労働は正しくブラックすぎる企業と言えます

 

シフト制の多い介護業界はただでさえ体の負担が大きいのに加え、長時間労働も重なると心身の負担はさらに増します。

・勤務時間が過ぎても利用者の支援することが当たり前になっている

・事務作業は勤務時間内に確保できず、やむなく残業している

などの状態が慢性化している施設は危険です。

 

トラブルなどの突発的な残業は仕事上仕方ない部分がありますが、長時間労働を当たり前に続いていると自身への負担は大きく、十分注意しなければなりません。

 

 

休日が少ない・有給が取れない施設

 

介護 休日 少ない

 

介護業界に限らず、休日や有給の取得は労働者として最低限の権利です。

 

しかし、人手不足などが原因で

・思うように休暇希望が通らない

・時短勤務ができない

といったケースも介護業界では少なくありません。

 

人手が足りない状態で、やむを得ず一時的に大変なシフトになってしまう場合もあります。

 

介護福祉士

有給希望などの休み希望が通りにくい環境が当たり前になっている状態は、決して良い職場環境とはいえません

 

疲労が蓄積されると、支援にも悪影響出てしまい最悪事故の原因になることも。

 

職場を探す際は、休みが通りやすく、私生活と両立できるのか見極める必要があります。

 

 

人員配置基準を満たしていない施設

 

介護福祉士

人員配置の基準を守られていない施設もブラックといえます

 

提供サービスによって異なるものの、介護施設には「人員配置の基準」が定められています。

 

介護業界は人材不足なところも多く、人数に余裕を持った採用は難しいかもしれません。

とはいえ、定められた基準を守っていない場合は人員基準違反となり、最悪の場合事業停止処分になり、働き先が無くなってしまう可能性もあります。

 

また、必要な人員が不足しているということは、一人当たりの仕事量が増えることが想定され、重大な事故につながる可能性もあり危険な状態といえ、注意が必要です。

 

 

業務外の医療行為をしている施設

 

介護職員は医療従事者ではないため、一部認められた医療行為以外を行なうことは禁止されています。

原則的に、医療行為は医師か看護師がおこなわなければいけないと、医師法や保健師助産師看護師法で定められています。

・体温計測

・血圧測定

などは認められている一方

 

・摘便

・床ずれの処置

などは、介護職員は認められておらず注意が必要です。

 

しかし人手不足の介護現場では、まれではあるものの看護師の不在時などに暗黙の了解として介護職員が医療行為を行なっているという事例があります。

 

知識を持たない者が医療行為をおこない、万が一のことがあれば被害を受けるのは利用者です。

法律で決められている以上、絶対にやってはいけないことです。

 

介護福祉士

もしも、介護職員に医療行為を任せているような施設であれば、その介護施設はブラックといえるでしょう

 

参考・出典:医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について

 

 

 

介護業界はブラックばかりでない

 

介護 ブラックでない

 

ここまで介護はブラックすぎる職場があることを解説してきましたが、すべての介護施設がそうか、といわれると決してそうではありません。

 

介護福祉士

職場環境の改善に積極的に取り組んでいる介護施設も十分に存在しています

 

・勤務時間の希望がとおりやすい

・人間関係が良く働きやすい

上記のように、介護現場が少しでも働きやすいよう、日々改善を重ね、離職率の低下や職員満足度の高い介護施設も増えてきています。

 

このように、優良な介護施設の求人を見つけ、働くためには見極めがとても重要になります。

 

 

 

ブラックな介護施設を回避するなら

 

ブラック 介護施設

 

では、ブラックな職場を回避するためにはどのように行動すれば良いでしょうか。

実は手間なく簡単にブラック施設を避けながら仕事を探す方法があります。

 

それは、「転職サイトを上手く活用する」ことです。

 

転職サイトには、さまざまなサービスが展開されており、近年では介護に特化した転職サービスも増えてきています。

 

介護福祉士

私も何度か利用していますが、転職サービスをうまく活用することで、事前にこの施設はブラックかどうかを見極めることができ、リスクを減らすことができます

 

 

 

まとめ

 

介護業界はブラックすぎるというイメージなぜ定着したのか、介護にブラック企業が多い理由、ブラックな介護施設を回避する方法を解説しました。

 

介護業界は、業務内容やイメージからマイナスな印象を持っていう方がいることも事実です。

一方で、介護にやりがいを感じ、仲間と協力して良い支援をしていこうという意欲的な方もたくさんいらしゃいます。

 

「介護はブラックすぎる業界だから」と何となく避けるのはもったいないかもしれません。

先入観を持たずに自分にあう介護職を探してみると、新しい発見があるかもしれません。

 

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