こんにちは、介護福祉士みきこです。
私は介護福祉士として、数多くの介護現場で働いてきました。
その中で、とても残念なことに、「ダメなサ責」が存在していることを目の当たりにしました。
今回は、私が経験してきた介護現場での「ダメなサ責」の実態についてお話ししたいと思います。
介護現場での「ダメなサ責」の実態とは?
私が「ダメなサ責!」と感じた時の事をいくつかお話していきます
ちょっと愚痴になってしまうかもしれませんが、介護に携わっている方なら共感できるかと思います。
何でもかんでも管理職に報告
「ダメなサ責」の1つ目は、何でもかんでも管理職に報告することです。
例えば、利用者さんが車椅子から転落してしまった場合、報告はもちろん必要ですが、些細なことまで報告し過ぎると、管理職が仕事に追われ、本来の仕事ができなくなってしまいます。
周りに気を使いすぎる
2つ目は、周りに気を使いすぎることです。
介護現場では、利用者さんとのコミュニケーションが非常に重要ですが、自分に過剰に気を使いすぎるあまり、利用者さんとのコミュニケーションが希薄になってしまうことがあります。
責任を取りたがりすぎる
3つ目は、責任を取りたがりすぎることです。
介護現場では、何か問題が起こった場合に、自分が責任を取りたがる職員がいます。
しかし、その問題が自分に責任があるとは限りません。
そのため、責任を取りたがる職員が、本来責任を取るべきでない場面で責任を取ってしまい、余計な混乱を招くことがあります。
偏った意見を持つ
4つ目は、偏った意見を持つことです。
介護現場では、多くの職員が働いています。
そのため、必ずしも自分の意見が正しいとは限りません。
しかし、自分が正しいと思い込んでしまい、周りの職員と衝突してしまうことがあります。
このような場合、利用者さんのケアに影響が出てしまうことがあります。
コミュニケーション不足
ダメなサ責は現場スタッフとのコミュニケーションが取れておらず、現場スタッフの声や意見を聞き入れず、自分の意見を押し付ける傾向があります。
この結果、現場スタッフがモチベーションを失い、職場環境が悪化してしまいます。
チョットだけですが、私の愚痴も含まれています(笑)
「ダメなサ責」が引き起こす問題の種類とは?
「ダメなサ責」が引き起こす問題は、様々な種類があります
まず、介護スタッフのストレスが増加することで、介護スタッフのメンタルヘルスの問題が発生することがあります。
ダメなサ責がいると、介護スタッフは無駄なプレッシャーを感じ、不安やストレスを抱えることがあります。
これは、介護の仕事に必要な心理的な負荷が増加し、長期的にはうつ病や不眠症などのメンタルヘルスの問題を引き起こす可能性があります。
また、ダメなサ責によって、介護スタッフのモチベーションが低下し、仕事の成果に影響が出ることがあります。
介護現場では、利用者様の健康状態や生活習慣、人格などを理解し、適切なケアを提供することが必要です。
しかし、ダメなサ責がいる場合、介護スタッフは適切な指示を受けることができず、不安や混乱が生じ、結果として利用者様に十分なケアを提供できなくなることがあります。
これは、利用者様にとっても、介護スタッフにとっても、大きな問題です。
さらに、ダメなサ責がいることによって、介護現場でのコミュニケーションが困難になることがあります。
介護現場では、利用者様や家族とのコミュニケーションや、他のスタッフとのコミュニケーションが欠かせません。
しかし、ダメなサ責がいる場合、コミュニケーションがうまく取れず、結果として意見の不一致やミスコミュニケーションが起こりやすくなります。
これは、介護現場での協調性やチームワークを阻害し、介護スタッフ間や利用者様との信頼関係にも悪影響を与えます。
「ダメなサ責」に陥りやすい状況とは?
「ダメなサ責」に陥りやすい状況は、様々な要因が考えられます
例えば、新しいサ責が異動してきたときには、スタッフや利用者さんにとっても慣れない人が来たということで、不安感が広がることがあります。
また、経験の浅いサ責が、過剰に指示を出してスタッフのやる気を削ぐことがあるということもあります。
さらに、過去に失敗した経験があるサ責は、それがトラウマとなって未然に失敗しないように、細かく指示を出しすぎる傾向があります。
そのため、スタッフは自己判断ができなくなってしまい、やる気が削がれることがあります。
また、常に自分が正しいと思い込んでしまうサ責もいます。
このような場合には、スタッフがサ責の指示に従わないことがあり、利用者さんに不満が出ることもあります。
時間的な制約があることが挙げられます。
介護現場は常に忙しく、利用者さんのケアやスタッフの指導、書類の作成など、多岐に渡る業務があります。
そのため、ダメなサ責は、忙しさのあまり、手を抜いたり、ケアの質を下げることがあります。
しかし、それによって利用者さんが不快な思いをしたり、健康状態が悪化したりすることもあります。
また、利用者さんや家族からのクレームに対応することも、ダメなサ責に陥りやすい状況です。
クレームに対応するためには、事実確認や説明のための時間が必要です。
しかし、その時間がない場合は、簡単に謝罪するだけで問題を解決しようとする傾向があります。
それによって、利用者さんや家族の不信感を招いたり、問題を深刻化させることがあります。
「ダメなサ責」が引き起こす人間関係の悪化とは?
「ダメなサービス提供責任者」が引き起こす人間関係の悪化とは、利用者さんとのコミュニケーションが取れず、信頼関係が築けないことが主な原因!
例えば、利用者さんの要望や状態に対して適切な対応ができず、利用者さんが不満や不安を抱えたまま放置されてしまうことがあります。
また、利用者さんとのコミュニケーションがうまくいかず、利用者さんが孤独感や不安感を抱え、心身ともに健康を損なうことがあります。
このような問題が生じる原因は、ダメなサービス提供責任者がコミュニケーション能力に欠けていることが多いからです。
また、ダメなサービス提供責任者が利用者さんやスタッフに対して横柄な態度を取ることがあるため、スタッフ同士や利用者さんとの間に不信感や摩擦が生じることがあります。
これにより、チームワークやサービスの質が低下し、利用者さんの満足度が低くなることがあります。
さらに、ダメなサービス提供責任者が過度に業務に執着し、自分自身がストレスを抱えていることがあるため、ストレスをスタッフや利用者さんにぶつけてしまうことがあります。
これにより、スタッフのモチベーションが低下し、利用者さんのストレスや不安感が増大することがあります。
以上のように、ダメなサービス提供責任者が引き起こす人間関係の悪化は、利用者さんやスタッフのメンタルヘルスやサービスの質に深刻な影響を与えます。
そのため、コミュニケーション能力を高め、チームワークを促進し、ストレスマネジメントを行うなど、サービス提供の質を向上することが重要ですね。
「ダメなサ責」を防ぐために必要なことは?
介護福祉士として働く上で、私たちは「ダメなサ責」を防ぐために、コミュニケーションを大切にする必要があります
まず、利用者さんのニーズや希望をしっかりと把握することが大切です。
利用者さんが何を求めているか、どのような支援が必要かを共有し、信頼関係を築くことができれば、より良いサービスを提供することができます。
そのためには、利用者さんとのコミュニケーションが欠かせません!
また、利用者さんだけでなく、家族や関係者とも積極的にコミュニケーションをとることが大切です。
利用者さんの状況や要望を共有し、安心感を与えることができます。
利用者さんにとって大切な人たちとコミュニケーションをとることで、利用者さん自身の意思決定にもつながります。
さらに、チーム内でもコミュニケーションを大切にすることが必要です。
チーム全員が利用者さんの状況を把握し、情報を共有することで、サービスの質を高めることができます。
また、利用者さんの状況に応じた適切な支援を提供することができます。
さらに、サービス提供の中で問題が生じた場合には、適切に対処することが重要です。
問題を放置してしまうと、利用者さんの信頼を失うことにつながります。
適切な情報共有や相談を行い、利用者さんと共に問題解決に取り組むことが必要です。
以上のように、コミュニケーションを大切にすることが「ダメなサ責」を防ぐために必要なことです。
利用者さんと家族、チーム内でのコミュニケーションを密にし、問題が生じた場合にも適切に対処することで、利用者さんにとって安心できるサービスを提供することができます。
まとめ
ダメなサ責についてお話していきました。
ダメな事を中心に話していきましたが、実際問題サービス提供責任者の業務は大変な部分もあります。
なので仕方のない事なのかもしれませんが、みんなで共有しながら業務をこなさなければ介護は出来ません。
そして一番大事な事はコミュニケーションです!
知識があるかどうかも重要ですが、やっぱりコミュニケーション力が1番大切。
コミュニケーション力が無ければ「ダメなサ責」から抜け出すことは難しいでしょう。